専攻科(福祉専攻)は、令和8年度入学生より募集を停止します
人々の尊厳を守り、
生活を支える福祉のプロを目指す
人々の尊厳を守り、生活を支える福祉のプロになるために、短期間で介護福祉士(国)の取得を目指します。
保育士養成の専門学校・短期大学。大学卒業者対象
※保育士資格を有する方(取得見込みの方)
専攻科(福祉専攻)は、人が集い安心して暮らせる地域づくりを目指し、そこで活躍できる質の高い福祉人材の育成を使命としています。 超高齢社会を迎えた現代において、医療的ケア児の地域支援体制も始まっています。高齢者から障がい者(児)まで、人々の尊厳を守りその人らしさを大切にした生活支援が求められています。 社会の動向に対応できる全世代型福祉専門職として、保育士の資格を活かしながら、更に幅広い福祉分野での活躍ができます。
こんな人におすすめ
- 介護福祉士(国)資格を 短期間で取得したい人
- 子どもから高齢者まで福祉に関する仕事の選択肢を広げたい人
- 障がい児保育に興味のある人
- 大切な家族のために、高齢者福祉の知識と技術を備えたい人
学びのポイント
- 「人間と社会」を学び全人的な理解と尊厳の保持、介護実践の基盤となる教養、総合的な判断力及び 豊かな人間性を身につける。
- 「介護」をカリキュラムの核として、その人らしい人生を送るための生活支援、自立支援における 介護の専門性を身につける。
- 「こころとからだ」では、介護に必要な医学的知識について学び、介護を科学的根拠に基づき 分析できる能力を身につける。
- 「医療的ケア」では、健康状態の把握や感染予防を軸に、喀痰吸引と経管栄養を安全に実施するための 知識と技術を学ぶ。
学習の流れ
講義、演習、実習を通して、福祉に関する知識と技術を学びます。
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5月
介護実習Ⅰ
「ありがとうの言葉にやりがいを感じました。」
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6月
介護実習Ⅱ-1
「知識が増え、考え方が変わりました。」
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8月
介護実習Ⅱ-2
「人を大切にする専門的なことを学べました。」
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10月
介護実習Ⅰ
「同じ目標に向かってクラスの絆が強まりました。」
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1月
介護福祉士国家試験
「頑張った分だけより深い学びと達成感がありました。」
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2月
修了研究発表
「自分をひとつグレードアップ できた気分です。」
取得できる免許・資格

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介護福祉士国家試験受験資格
介護福祉士・社会福祉主事任用資格・保育士・幼稚園教諭二種免許を有することとなるため、幅広い職業選択が可能となります。 -
医療的ケア児支援士
ワンランク上の介護福祉士へ!
医療的ケア児支援士

これからの保育や福祉の分野で生かせる新しい資格取得が可能に!
保育科から専攻科(福祉専攻)を横断する「保育×療育」の本学独自の専門資格取得プログラムにより、通常の保育士、幼稚園教諭等に加え、ワンランク上の支援を行うことができます。
こんな保育士になれる!
医療的ケアが必要な子ども※に対して、保育をする上で必要な身体観察と医療器具などの安全管理を医療職と連携し実施することができる。
- 医療的ケアが必要な子ども:気管や消化管等に医療器具を装着し、日常生活を送る上でその病状に応じた医療行為やケアが必要な子どものこと
修了後の進路
- 特別養護老人ホーム
- 介護老人保健施設
- 養護老人ホーム
- デイケアセンター
- 有料老人ホーム
- デイサービスセンター
- 公務員(保育)
- 幼稚園
- 保育園
- 認定こども園
- 児童養護施設
- 障害者支援施設
- 軽費老人ホーム
- 病院(保育)
カリキュラム
授業科目
- 社会制度論
- 介護福祉概論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
- コミュニケーション技術Ⅰ・Ⅱ
- 生活支援総論
- 生活支援技術
- 日常生活支援技術Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
- 介護過程総論
- 介護過程演習
- 介護総合演習
- 発達老化総論
- 認知症総論Ⅰ・Ⅱ
- 障害総論
- 心身医学概論Ⅰ・Ⅱ
- 医療的ケア
介護実習
- 介護実習Ⅰ(高齢者福祉施設)
- 介護実習Ⅱ-1(高齢者福祉施設)
- 介護実習Ⅱ-2(高齢者福祉施設)
- 介護実習Ⅰ(在宅介護)
ピックアップ授業
専攻科の取り組み
修了研究発表会

授業や実習での学びをまとめ、発表します。自分の考えを整理することや人の意見を聞くことで思考が深まり、人間的成長を感じられます。
協同学習

多くの科目でアクティブラーニングが取り入れられ、グループで活動することが多くあります。18万冊もの蔵書を収めた図書館やパソコンを使った資料集めなど、学習を進められる環境が整っています。
専攻科交流会

保育科生との交流会で、先輩として保育実習の話や専攻科の紹介などをします。先輩としての自覚が芽生え、行動力を高めることができます。
ハンドトリートメント

日常生活支援技術の清潔の援助では、皮膚の清潔を保つことの他に皮膚を保護するための保湿やトリートメントについて学びます。
Interview

大切な人を支える 福祉のプロになる
私は、短大に入学する前から専攻科への進学を考えていました。そのきっかけは、父が介護を要するようになり、家族の中で1人でも介護に関する知識を持っていたら役に立つのではないかと思ったからです。専攻科では、高齢者とのコミュニケーションや多くの介護技術を学びました。今後、保育や介護の現場に行ってすぐに活かせるような内容でしたし、福祉職としてとても深い学びばかりでした。専攻科修了後は保育士として働きます。今は不安もありますが、少しずつ自分でできる事を増やし、子ども達や保護者の方々から信頼される保育士になりたいです。
重松 莉那さん 修了生
(都城高校出身)
専攻科時間割
1年次
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
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1 | 介護福祉概論Ⅱ | 介護総合演習 | 認知症総論Ⅰ | 日常生活支援技術Ⅰ | 医療的ケア |
2 | 介護過程総論 | 介護福祉概論Ⅰ | 介護過程演習 | 日常生活支援技術Ⅰ | 社会制度論 |
3 | 日常生活支援技術Ⅱ | 心身医学概論Ⅰ | 生活支援総論 | 発達老化総論 | 介護福祉概論Ⅰ |
4 | 日常生活支援技術Ⅱ | 介護福祉概論Ⅱ | 補講 | コミュニケーション技術Ⅰ |
よくある質問
近年、少子・高齢社会に対し保育所等に高齢者のデイサービスやグループホームを併設する動きが顕著になっています。「保育士」「幼稚園教諭」「社会福祉主事任用資格」「介護福祉士」の資格があれば、併設の事業所でも柔軟に活躍できます。また、障がいのある医療的ケア児の地域支援体制も始まっています。感染予防対策や喀痰吸引および経管栄養の知識と技術を学んだ保育士として支援することができます。
実習は、介護老人福祉施設、介護老人保健施設、障害者支援施設で行なわれます。交通の利便性などを考慮しながら、1施設に2〜3名ずつ配置します。実習期間中は、専攻科の教員が週1〜2回程度実習先を巡回指導しています。
例年12月中旬までには内定をいただき、就職率は毎年100%を達成しています。キャリアアップや働き方の将来像を描きながら、主に県内の幅広い福祉分野に就職しています。