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【学生・保護者の皆様】ハイブリッド(対面・遠隔併用)授業実施について

令和3年5月21日

学生・保護者の皆様

ハイブリッド(対面・遠隔併用)授業実施について

 

学長 宗和太郎

 日頃の本学教育へのご理解とご協力に感謝申し上げます。

 さて、コロナ感染が収束しない中で、今後の学生生活の進展について皆様にご心配をいただいている所ではないかと思います。ワクチン接種もなかなか進まず、接種者からも感染例が報告される今日、コロナ禍の短期収束は期待できません。

 短期大学の2年間という短い教育年限において、質保証可能な教育を実施していくには、ウイズコロナ(コロナと共存しながら)で最大限の教育効果を上げる方策を模索して行かなくてはなりません。

 昨年度より、感染拡大期には対面授業をZoom等のアプリを活用して遠隔授業に切り替えてきました。ICT(情報通信技術)の進展はネットでの双方向のコミュニケーションを可能にし、講義等において我々の当初の想像以上の効果を発揮してくれました。しかし1年間の経験を振り返えると、本学教育を全面的にZoomに委ねられるものではないこともはっきりしてきました。機器を通しての双方向性は限定的で、一堂に会しての縦横無尽な交流、場を共にしながら臨場感のある協働、いわゆる演習的な学習を代替できるものではありません。また学ぶ意欲を支える人間関係づくりが促進できないのも弱点です。

 県内の小中高は、昨年度第1波の緊急事態宣言を除いて、対面授業を実施しています。本学は県内各地から通学し、学校は通学を含めて密になりやすく、対面授業実施には薄氷を踏む想いが伴います。学生の中には絶対に感染してはならない事情(医療従事者、基礎疾患等)を抱える者もいます。

 そこで、ウイズコロナの授業形態として、ハイブリッド式(遠隔・対面併用)を実施していこうと思います。登学できる者は感染リスクに最大限の注意を払いながら教室で授業を受ける。体調の悪い者、登学に不安がある者は、自宅からZoomを通して教室の授業に参加するという方式です。

 各教室に配信用のマイクとカメラを手配し、ようやく設置が整いました。登学する者は入り口で手指消毒と体温測定をし、マスク着用のもと、感染防御をこれまで以上に徹底してもらいます。密を避け、食事は対面せず、マスクなしの会話はしません。各自使用する机・椅子の消毒も徹底してもらいます。ウイズコロナの教室であることを自覚し、これまで以上に感染予防への緊張感を持ち責任ある行動をしてください。

 そしてもし教室参加に不安がある方は、遠慮なくZoomで授業に参加してください。

 感染爆発の起点となったゴールデンウィークよりおよそ2週間が経過しました。

 保育科2年生は実習開始の5月31日まで遠隔授業で不要不急の外出を避け、実習に備えます。

 他の学生(保育科1年、現代ビジネス科1・2年、専攻科)は5月24日(月)より、ハイブリッド式を実行していきます。最初は慣れずにご迷惑をおかけすることもあると思いますが、ご理解・ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

 

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