音楽療法実践 集中講義
- 学科ニュース
8月16日・18日・19日の3日間、音楽療法士(2種)取得希望の学生たちを対象とした「音楽療法実践」の集中講義が行われました。
今年度履修者は26名。音や音楽を五感で感じること、声や身体の動き、楽器の音などで表現する体験を通して、音や音楽の使い方を学びました。
楽曲を自分たちでアレンジし、物語を創作してそこに音や音楽を付け、さらに身体表現も加え最終的には総合的な芸術作品になりました!
自分たちで創る音とおはなし
まず、学内を散策し、自然の中に身を置くことで感じた木々や草花、土や石、自然物や空・風の音や光・・・など感じたたくさんのことを写真におさめたり実物を集めたりすることからスタートした活動でした。
くもの巣の形の面白さやそこに光り輝く雫など様々な気づきを共有し、描いて表現していくと、自然の営みや空気が感じられる素敵な作品が出来上がりました。
次は、描いたものに音や音楽を付けていきました。そして、ストーリーが生まれ、グループごとに創作していた作品が一つに繋がりました! 学生が考えた作品タイトルは『それって・・・』
観る人、聴く人それぞれの「それって・・・」があり、いろいろあってそれがよい。という想いが込められています。
音楽の力で人がつながる
それぞれがイメージした世界がひろがり、自分の感覚を通して世界を感じ・体験し・人とつながっていくという音や音楽の大きな可能性を感じさせてくれた学生たちの作品でした。
宮崎学園短期大学保育科では、多様な感覚を通して音や音楽を体験し、人の発達をみていくことのできる音楽療法士を養成しています。
学生たちには、これから出会うすべての人たちが自分らしくいられる場を音や音楽の力で共に創り出していくことのできる保育者となっていって欲しいです。
(報告者:後藤祐子)