新入生の皆さんへ ― 短期大学での学びのはじまりに

桜が美しく咲く中、令和8年度が始まりました。新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

本年度は、保育科169名、現代ビジネス科63名の新入生を迎えることができました。皆さんを本学にお迎えできたことを、教職員一同、心から嬉しく思います。

本学は、江戸時代末期の儒学者・安井息軒先生ゆかりの地に、昭和40年、県内初の保育士養成校として誕生しました。

その後、時代の変化に応じながら歩みを重ね、平成26年には現代ビジネス科を設置し、地域に根ざした短期大学として発展してきました。

 

本学の学びの根幹にあるのは、「礼節・勤労」という建学の精神です。人を敬い、自らを律すること。そして、日々の努力を大切にし、物事に真摯に向き合うこと。

この精神は、これから社会に出ていく皆さんにとって、大きな支えとなるはずです。

短期大学での2年、あるいは3年という時間は、決して長くはありません。しかし、その限られた時間は、自分自身を磨き、未来への基盤を築くためのかけがえのない時間でもあります。

どうか、一日一日を大切に過ごしてください。

 

これからの学生生活で、ぜひ大切にしてほしいことがあります。それは、「挑戦する姿勢」です。

挑戦というと、何か特別なことのように感じるかもしれません。けれども、決してそうではありません。授業で手を挙げること、新しい友人に声をかけること、分からないことをそのままにせず問い続けること。その一つひとつが、かけがえのない挑戦です。失敗を恐れる必要はありません。挑戦し、学び、また一歩踏み出す。その積み重ねが、皆さんを確実に成長させていきます。

また、皆さんの中には、まだ気づいていない多くの可能性があります。勉学に加え、クラブ活動やボランティア、資格取得、学友会活動など、さまざまな経験にぜひ挑戦してみてください。

その中で、新しい自分との出会いがきっと待っています。

そして、「自分は社会に何ができるのか」「どのように社会に関わっていきたいのか」と考えてみてください。自分だからこそできる役割が、少しずつ見えてくるはずです。

 

「未見の我に出会う」。

これまでに見たことのない自分に出会い、その可能性を信じて、新たな一歩を踏み出していく。そんな学生生活を送ってほしいと願っています。

学友とともに学び、語り、支え合いながら、かけがえのない時間を築いてください。そして、今しかないこの時間を、どうか大切に過ごしてください。

皆さんとこうして出会えたことを、心から嬉しく思います。どうぞ自分の可能性を信じて、一歩を踏み出してください。その先には、きっと新しい自分との出会いが待っています。

私たち教職員も、皆さんの学びと成長を全力で支えていきます。

宮崎学園短期大学での時間が、実り多く、心に残るものとなることを願っています。

                                          学長  山下 恵子