この度、医師会認定医療秘書資格取得の方に、「医師事務作業補助体制加算基礎知識研修修了証明書」が発行されることとなりました。そのことについて、ご説明いたします。
「2008年度診療報酬改定」で創設された「医師事務作業補助体制加算」により、「医師事務作業補助者」という職務が生まれました。業務は、医師の指示の下、診断書等の文書作成補助、診療記録(カルテ)への代行入力、医療の質の向上に資する事務作業、その他、患者対応業務及び行政上の業務などです。
それ以降、チーム医療には事務職が欠かせないものとなり、2024年度から本格的に稼働する「医師の働き方改革」や「医療DX推進」などの中で、職務の意義は高まっています。「2022年度診療報酬改定」においては、3年以上の職務経験者の登用が評価され、より有利に加算される仕組みとなりました。
この職務を担うには、資格ではなく「要件」が必要とされています。その要件のひとつである基礎研修が免除となる証明書が、今回のお知らせする「医師事務作業補助体制加算基礎知識研修修了証明書」の発行ということになります。
ご質問がある方は、現代ビジネス科メディカル秘書コース担当まで、お知らせください。