現代ビジネス科の講義科目である「プレゼンテーション概論」では、人にものを伝える際の伝え方の工夫を学んでいます。11月7日の講義では、大手企業に勤務しながらグラフィックファシリテーターとしても活躍される本園大介先生を特別講師にお迎えしました。本園先生は、話を視覚的にわかりやすく伝えるプロフェッショナルで、著者に「その場で「聞く・まとめる・描く」グラレコの基本」があります。
講義のはじめでは、先生が学生に自由に線を描かせ「線にも様々な線がある」という話題を通して学生の緊張をほぐして下さいました。続いて、丸や三角、四角の組み合わせでさまざまなものが表現できることを学び、シンプルな形でも豊かな表現が可能であることを教えていただきました。
その後、学生たちはペアになり、相手の似顔絵を描きながら、聞き取った内容を図やイラストで表現するワークに挑戦しました。インタビューしながら描くというこの体験では、あちらこちらから笑い声があふれ、学生たちは楽しくリラックスしながらも新しい表現の技術を学んでいきました。
また、絵があることでコミュニケーションが円滑になり、伝えたいことがより明確になるというお話もあり、学生たちにとって「視覚的に伝える」ことの重要性を実感する時間となりました。この体験を通じて得た学びが、今後のプレゼンテーション技術やインタビューのスキルとして活かされることを期待しています。
現代ビジネス科
伊賀彩子