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附属幼稚園

幼保連携型認定こども園 宮崎学園期大学附属
みどり幼稚園・清武みどり幼稚園

こどもから始まる みどりから始まる

宮崎学園短期大学には、2つの附属園があります。みどり幼稚園は平成28年度、清武みどり幼稚園は平成29年度より、それまでの「幼稚園」から、0~5歳児の教育・保育を行う「幼保連携型認定こども園」へと移行しました。両園のキャッチコピーは、“こどもから始まる みどりから始まる ~生きる根っこを育む保育~”。子ども一人ひとりの声を聴き、人権を尊重することを基本とし、子どもと保育者がともに主体的に関わり、育ち合うことを大事にしています。これからの時代を生きる子どもたちにとって、乳幼児期のさまざまな実体験が子どもたちの未来につながる“はじめの一歩”となるよう、保育者は教育的意図をもって環境を構成し、子どもたちの「やってみたい!」という学びの芽生えを育んでいます。 

こども理解プロジェクト
宮崎国際大学・宮崎学園短期大学との共同研究

みどり幼稚園・清武みどり幼稚園と、宮崎国際大学・宮崎学園短期大学という2つの保育者養成校が連携し、「子ども一人ひとりの人権が大切にされ、子どもが主体となる幼児教育・保育」を構築したいとの願いのもと、令和3年4月、「こども理解プロジェクト」が発足しました。

本プロジェクトは、保育の出発点に戻り、子どもの姿から子ども理解を深めることをめざし、大学教員が附属園において幼児教育・保育場面を観察することを通して、乳幼児が人やモノと関わりながら、園での生活をどのように送っているのかを、子どもの視点から捉えなおすことを目的としたものです。観察をもとにエピソードを語り、附属園の先生方との対話を通して子ども理解を深め、子ども一人ひとりの人権が大切にされ、子どもが主体となる幼児教育・保育の再考を続けています。

附属園との連携

① 基本実習(保育科1年次・11月)

保育科1年次の後期に、附属園で行われる初めての実習が基本実習です。この実習の目標はズバリ“こども理解を深める”こと。学生は主に、3・4・5歳児のクラスで子どもたちと生活をともにし、子どもと一緒に遊びながら、保育現場での「遊びの連続性」や「環境を通して行う教育・保育」の実際を体験します。
学生はこの実習で、生き生きとした子どもの眼差しや純粋で素直な姿に触れ、たった3日間の実習ですが、可愛い子どもたちとの別れを惜しんで涙する学生もいます。園から帰ってきた学生たちからは、「楽しかった!」「絶対、保育者になる!」という声が聞かれ、夢の実現に向けた学びをより一層深める機会となっています。

② 附属園・大学・短大の合同研修会

時代は“こどもまんなか社会”に突入しました。幼児教育・保育の世界は大きな転換期を迎え、今後ますます、不確実で複雑で曖昧となる社会を生き抜いていくために、子どもたちに必要とされる“非認知能力”の育ちを、この乳幼児いかに育んでいくかがカギとなります。これからの保育は子どもも大人もともに主体性を発揮する「共主体の教育・保育」が目指され、乳幼児期からの自己選択・自己決定の機会を保障することが大切です。

このような学びの場として、こども園保育アドバイザー(短大・大学教員)がコーディネーターとなり、附属園・大学・短大の先生方が集い、学び合いの場となる「合同研修会」を定期的に実施しています。合同研修会では、毎回さまざまなテーマのもと、園の先生方からのプロジェクト発表やグループワークなどを行い、子どもが主体となる教育・保育の共通理解を深めています。また、本学客員教授である宮里 暁美先生による研修会も実施し、最新の保育学の知見も得ながら、子どもたちの未来につながる学びを深めています。